しろの手術

[2015年03月23日]

こんにちは、髙橋千聡です。

このブログでときどき登場する実家のアイドル犬「しろ」

先日、手術をしました。

どんな手術かといいますと、脾臓を摘出する手術です。

半年前の健診で、超音波検査をしたら脾臓に1㎝の「できもの」が見つかったのです。

脾臓の「できもの」は、悪性であることも多いですが、

たとえ良性腫瘍であっても大きくなるとその「できもの」が破裂を起こし、

お腹の中で大出血をすると、最悪の場合そのまま亡くなってしまうこともあります。

手術をするか悩みました。

しろは、推定14歳ですが、

もともと私の大学時代に所属していた内科学研究室の犬で、年齢不詳です。

もしかしたら、もっと高齢かもしれない。

しろへの負担を考えるとどちらがよいのか。

私はすぐに手術の決断をせず、定期的に検査を行っていきました。

しかし、検査をするたびに少しずつしろの脾臓の「できもの」は大きくなっていき、

「できもの」を発見してから約半年後、私は、手術の決断をしました。

手術は大きな問題が起きることなく無事に終了。

やはり年齢のせいでしょうか、術後の回復は緩やかでしたが、

手術から約2週間たった今は、以前のしろの元気さを取り戻しています。

↑椅子を二つ並べた上で寝るのがお気に入りのしろ、

お腹の傷は痛々しいですが、安心して眠っています。

摘出した脾臓の病理検査の結果は、「結節性過形成」というものでした。

これは腫瘍ではありせんが、大きくなれば破裂を起こすことも十分考えられるものです。

脾臓を摘出すれば、もう破裂の心配はありません。

ほっと、胸をなでおろしました。

脾臓の「できもの」は、大きくなっても症状を示さないことが多く、

破裂を起こしてはじめて「元気がない」「ふらつく」「ごはんを食べない」

といった症状を出すことがあります。

今回のしろの手術を通して、

定期的な健診の重要性を改めて感じました。

そして、手術をがんばってくれたしろに

これかの人生(犬生?)が穏やかであるようにと心から思いました。

しろ、手術よくがんばったね!ありがとう!!