わんにゃんドック(健康診断)

わんにゃんドックとは、犬猫の健康診断のことです。そう、人間ドックならぬ「わんにゃんドック」です。
当院では、元気なうちに、「わんにゃんドック」を受けられることをお勧めしています。それは、犬猫は人に比べて一年で4~5歳分年を取るということと、言葉を話せない動物は、気づかぬうちに病状が進んでいることがあるからです。
まだまだ元気いっぱいな子も、ちょっとお年を召した子も、元気な今こそ「わんにゃんドック」を受けてみませんか?一度、受けておくと安心ですね。

まずは、2つのコース(基本コース、しっかりコース)からお選びください。
また、それぞれのコースにオプション検査を加えることもできます。

わんにゃんドックコース表

●わんちゃん用のコース

基本コース

5歳未満の子に
おすすめ

・身体検査
(体重、聴診、触診、歯科検査など)

・血液検査
(血球計算、血液化学検査21項目、腎臓マーカーSDMA、
炎症マーカーCRP)

・レントゲン検査
(胸部3枚、腹部2枚)

・尿検査

しっかりコース

5歳以上の子に
おすすめ

・基本コース +
・超音波検査(腹部)

●ねこちゃん用のコース

基本コース

5歳未満の子に
おすすめ

・身体検査
(体重、聴診、触診、歯科検査など)

・血液検査
(血球計算、血液化学検査21項目、腎臓マーカーSDMA)

・レントゲン検査
(胸部3枚、腹部2枚)

・尿検査

しっかりコース

5歳以上の子に
おすすめ

・基本コース +
・超音波検査(腹部)

●オプション検査(上記の2つのコースに追加できます。)
甲状腺検査 高齢のわんちゃんやねこちゃんに多い甲状腺疾患を早急に発見するために。 甲状腺ホルモン(T4)濃度検査
(血液検査です)
心臓検査 6歳以上の小型犬のわんちゃん、ねこちゃんにおすすめです。 心臓超音波検査
血圧測定
関節レントゲン検査 年齢とともに増える関節炎を早期発見します。 肘、膝、股関節のレントゲン検査
尿タンパク検査 腎臓からタンパクがおりているかを調べる検査です。 尿タンパク質クレアチニン比を測定
眼検査 眼の病気の早期発見に。
特にわんちゃんにおすすめです。
眼圧測定
涙液量測定

わんにゃんドックの流れ

お申し込み
  • ご予約はお電話、または病院受付にて承ります。 0568-68-9508
  • 日程とコースのご相談
    ご希望の日程とコースをお聞かせください。
  • 尿検査の採尿キットと問診票をお渡しします。
    お電話でお申し込みの方は、お手数ですが病院まで受け取りにお越しください。
検査当日まで
  • お申し込みから検査当日までに、尿を採取し、ご提出ください。
  • 当日の朝に採取しても構いません。
検査前日
  • 夜12時以降はごはんを与えないでください。
  • お水の制限はありません。
検査当日
  • 10時までにご来院ください。
    受付順でお預かりしますので、お時間に余裕を持ってお越しください。

~午後から検査~

  • 午後の診察時間にお迎えに来てください。(16時~19時)
  • ご精算はお迎え時にお願いします。

*獣医師法により料金表示に制限があります。お手数ですが、料金はお電話もしくはメールにてお問い合わせください。

結果報告

約2週間後に検査結果を冊子にまとめます。
検査結果のご報告は、ご来院いただいて直接説明させていただく「カウンセリング」か、「郵送」かのどちらかをお選びただきます。

カウンセリング
(要予約)

病院にお越しいただいて、
検査結果について詳しく説明いたします。

■時間 
15:20 ~ 15:50
■曜日 
月曜、火曜、木曜、
金曜、土曜

郵送

検査結果の冊子をご自宅に郵送します。
ご不明な点がありましたら、診察にお越しください。

*お電話でのご相談は承っておりません。

コースやオプション検査について、獣医師や看護師による相談も承っています。
お話を伺った上で、「その子に必要な検査」をご提案させていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

お願い

わんにゃんドックは日中お預かりして検査を行いますので、受けられる際は院内感染予防のために、1年以内の混合ワクチンの接種をお願いしております。
体調不良や持病などで接種できない場合はご相談下さい。

健康診断では、隠れている病気を早期に見つけるためのものですが、すべての病気を見つけることを保障したものではありません。
病気の種類によっては、一度の健康診断で見つからない場合もあります。ご理解、ご了承ください。

看板犬うめのわんにゃんドック しっかりコース 体験記

①身体検査

全身をくまなくチェックします。
診る、触る、聴く、臭う 五感をフルに使うことで異常を検出します。(味覚はほぼ使いませんが・・・)

  • 視診
    眼、耳、皮膚、口の中、
    全身を診ていきます。
  • 聴診
    心臓に雑音がないか、
    呼吸の音、腸の音に問題ないか聴きます。
  • 触診
    頭の先から足先まで全身を
    くまなく触ることで、
    異常がないかチェックします。

②血液検査

血液検査を行うことで、貧血、炎症、体の臓器(肝臓・腎臓等)の異常が検出できます。
前足、後足、首の血管のいずれかから採血します。

③レントゲン検査

臓器の大きさや位置に異常がないか、腎結石や膀胱結石がないかなど調べることができます。
レントゲン撮影用の台の上で、横向きと仰向けの2方向撮影します。
(写真は、横向きのレントゲンを撮るところです。)

④超音波検査

肝臓や腎臓など、臓器の構造を確認したり、お腹の中にできものがないかを調べます。
超音波検査では、毛があると見えないので、お腹の毛を刈らせていただきます。

⑤尿検査

尿試験紙、比重、尿沈渣の3つを検査します。

  • 尿試験紙
    糖尿病の検出や潜血反応を
    みています。
  • 尿比重計
    尿の濃さを見ています。
    主に腎機能の異常を
    検出します。
  • 尿沈渣
    尿中の細胞成分を顕微鏡で
    見ていきます。